風呂場の事故死交通事故死の4倍

風呂場の事故死交通事故死の4倍 16・12・6
 風呂場やトイレでの冬季における事故死が多発している。私の友人で5年前に風呂場で亡くなった奥澤喜久栄さん当時78歳は、愛猫の看護に疲れ、猫は元気になったのに、ほっとしたのかお風呂に入って死んでしまった。若い時代からの先輩久保田忠夫さんも13年前、風呂場で転倒して急死した。73歳の若さである。今住んでいる九段のマンションに来て30年近いが、10年くらい前に一人住まいの社長2人が相次いで風呂場で亡くなった。風呂場というのは危ないなと、以後気を付けて入るようにしている。俳人の金子兜太は丈夫だった父親が80代にトイレで亡くなったことから冬場は家でも旅先でも尿瓶を用意して眠るそうだ。これだと夜中に寒いトイレに行かなくてすむ。徘徊もこれに見習って冬場は尿瓶をベッドわきに置いて寝ることにしている。
 最近、消費者庁や厚生労働省の人口動態統計を見る機会があった。風呂場の事故死がなんと交通事故死の4倍にもなるとあってびっくりした。しかもその大半は老人によって占められている。以下に消費者庁の資料から要旨を紹介する。
 ―2012年に溺死事故で亡くなった人の数は、およそ5600人。しかし、実際にはこの4倍にあたる1万9000人が亡なっている。それというのも、事故死ということになれば検視を受けなければならないため、多くの遺族が病死扱いを望み、統計上に人数が反映されないのだ。一方、警察の取り締まり強化により、12年の交通事故死は4411人にまで減少した。つまり、風呂場で亡くなる人の数は、交通事故の死者の4倍にも上る 近年、こうした寒暖差による健康被害は「ヒートショック現象」と名付けられ、注意喚起が広がっている。
◆危険な風呂場、トイレや廊下 冷えた朝の寝室も同じ
 お風呂が危険な理由は脱衣所の寒さと湯船の熱さ?!お風呂場で亡くなる原因は、脱衣所の寒さと湯船の熱さが原因です。人間は恒温動物といわれる動物で、常に体温を一定範囲内に保つ必要があり、寒い時は血管を収縮し体温を逃がさないようにして、暑い時は血管を拡張して熱を放出しようとします。お風呂場は、温度差が大きい場所なので、血管が拡張されたり、収縮したりを急激に起こすことになります。脱衣所が寒いということは、体は体温を一定に保つため血管は収縮して熱を逃がさないようにし、血圧が上がります。そして、熱い湯船につかるとびっくりして交感神経が刺激され、さらに血圧が上がりますが、急激に体温が上がるので、熱を逃がすために、血管を拡張して急に血圧がさがります。収縮していた血管が急に拡張すると、急激な血圧の変化が起こり、血液が脳に送られなくなるため、クラッとします。クラッとするだけならいいですが、人によっては意識障害を起こして、失神しておぼれて亡くなることもあります。冬場に湯船につかると、眠くなることがあると思いますが、脳の血液不足により、意識障害が起きて眠くなっているので、失神寸前で危険な状況です。そのまま寝た場合は失神していまので、溺れて死んでもおかしくない状態なのですー
   木枯らしや 尿瓶背に旅 兜太翁 漫歩

      (写真 北の丸公園紅葉絶景 撮影山岡甫江)

       a

 




      

スポンサーサイト

受動喫煙による死亡者、年間1万5000人

受動喫煙による死亡者、年間1万5000人  16・6・27
 厚労省国立がん研が推計によると、受動喫煙による死亡者数は年間約1万5000人と推定される―国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録解析室長の片野田耕太氏が2016年5月31日、厚生労働省が開催した「世界禁煙デー記念イベント」で発表した。片野田氏らは、ここ数年の肺がんや心血管疾患、近年、受動喫煙との関連が指摘される乳幼児突然死症候群(SIDS)などの死亡者を、「受動喫煙に晒されていた可能性がある」群と「可能性がない」群に分類。死亡リスクを比較したところ、受動喫煙に晒されていた可能性がある人は、ない人に比べ1.28倍となった。
 このリスク値を2014年度の死亡統計に当てはめたところ、受動喫煙による死亡者は年間1万4957人と推計されたという。このうち女性が1万434人と、男性4523人の2倍以上となっている。死亡原因となっている疾患は脳卒中が最も多く、女性は5680人、男性2320人。次いで心筋梗塞の女性2880人、男性1570人、肺がんの女性1850人、男性620人。この数値は異常に高い数値だと、たばこ問題情報センターの渡辺文学氏はいう。全国の交通事故死が年間数千人という数字と比べてもらいたい。交通事故死の場合は、責任者はときには刑事責任も追及され、賠償金も支払わせられる。しかし緩慢なる殺人行為にも匹敵するタバコによる死者、その多くは同居家族の妻子が一番大きな影響を受ける。女性の受動喫煙死が男性の2倍以上という数値が、それを物語っている。
 私は毎朝、ラジオ体操の帰途、大きい通りの裏側を通って帰っている。これはこの数十年つづけていることだ。1970年代のはじめに公害環境問題が大きな問題になった時、当時の東京都公害研究所の大平俊男大気部長のアドバイスがきっかけだった。大平さんは、大気汚染の研究を通じて「表通りは車の排気ガスが多いから、できるだけ裏通りを歩いたほうがいい。もし表通りを歩く時も、車道寄りよりではなく建物に沿って歩いたほうが汚染の影響が少なくなる」と教えて下さった。以来数十年、人生の大半を「裏通り」を歩くように心がけて来た。
 もう一つ大平さんは教えて下さった。「でも排気ガスの汚染よりもなによりもタバコの煙はさらに体に悪い。タバコ吸いの近くは敬遠して下さい」。その後は、タバコ吸いのそばには寄らない。そういう方がいる会は敬遠するようにしてきた。自分たちが主催する会議は灰皿を出さないで禁煙とした。幸い近年はたばこの禁止運動が進んで、公の会議室や飛行機列車、バスなどの禁煙は当然のこととなってきた。とりわけ千代田区では、千代田区長の英断によって、たばこ規制条例が出来て十数年になる。われわれは、おおいにその恩恵に浴している。だが苦々しい風景もある。毎朝、ラジオ体操の帰途歩いてくる裏通りのビルの一角にタバコ屋がある。そのタバコ屋の前に喫煙者が屯していて煙が絶えない。その一角は三井ビルの管理地になっていて「禁煙コーナー」の看板がかかっている。にもかかわらずホタル族の男女たちは平然としてその看板の前で煙を出し続けている。禁煙コーナーという看板と喫煙者たちを横目に足早に息を殺して毎朝、そこを通り過ぎるのだ。私は喫煙者の自由は最大限尊重したいが「なんとかしてくれよ」と叫びたい。

 朝早くビルの路地裏ホタル出る  禁煙のコーナー煙に巻かれ居り 漫歩

続きを読む

世界の自殺者数100万人

世界の自殺者数100万人を超える 17・7月24日
 暑いが、朝5時過ぎには起きてラジオ体操に行く。昼間の暑さに頭がボーとしてくる。さすがの炎天好きの徘徊老人も、慎重になって外に出ないことにした。ところが窓を開け閉めしているうちに、引っかかって窓が開かなくなった。おまけに網戸まで動かなくなってしまった。築40年のマンションだからあちこちガタがきている。家主の会社に電話して修理を頼んだ。業者に連絡するから返事を待って、という答え。朝から午後まで待ったがなかなか電話が来ない。暑さに頭がボーとなりながら、パソコンをいじっていた。
 かねて日本の自殺者数とアメリカの銃による犠牲者との比較を調べたいと思って居た。するとWHOの世界の自殺者数100万人に達するという資料にぶつかった。これは2012年9月のWHOの報告だ。9月7日、世界自殺予防デーを前に世界の年間自殺者数が推定100万人に上っているとの報告書を発表した。WHOによると年間自殺者数は戦争犠牲者と殺人による死者を足した数より多く、40秒に1人が自殺している計算になるという。さらに、自殺者数が多かっただけではなく、年間に自殺を図った人の数はさらにその20倍に上ったという。これは、全人類の5%が一生のうちに少なくとも1度は自殺を試みていることになる。
 WHOは、自殺の問題は悪化しつつあり、これが公衆衛生に与える影響の大きさを考えると迅速な行動が必要だと呼びかけ、「自殺の多くは予防可能なので、政府が保健、社会、その他の部門を通じて自殺予防対策に人的・財政的資源を投入することが不可欠だ」と指摘した。自殺率が最も高かったのはリトアニアやロシアなどの東欧諸国で、最も低かったのは中南米諸国だった。米国と西欧諸国、アジアの自殺率は東欧と中南米の中間だった。
 また、自殺者の男女比でみると男性の方が女性よりも3倍多いものの、自殺を図った人数では女性の方が3倍多かった。これについて報告書は、「男性の方が致命的な方法を用いること、自殺の際に男性の方が死ぬ決意がより高く強いことなどで、ある程度は説明できる」としている。日本は1987年くらいから先進国中、ソ連と並んで自殺率が高いことが示されている。
わたしは、日本人の自殺者数が1997年から年間3万人を超える状況に注目すべしと書いたりししゃべってきた。世界と共通しているのは、日本の女性の自殺者数は男性の自殺者数の半数もしくは三分の一とどまっていることだ。しかも一番貧困だった戦後の時代には自殺者の数は少ない。高度成長である程度いい思いをした世代が、バブル崩壊とともに自信を喪失して自殺に走る傾向が強いと思う。そして、どんな時代でも女は男より強いというのが結論だ。
 ところがアメリカは自殺率は低いが、銃による犠牲者数年間は4万人に迫っている。という事は、アメリカはベトナム戦争、イラク戦争など世界各地で戦争を巻き起こしているが、戦争で死ぬ若者よりも、はるかに大量のいのちを銃によって失っている国なのだ。年間百万人、いかなる戦争よりも自殺者数の方が多いとは驚きだ。年間3万人前後の自殺者数を出している日本も異常だ。こんな犠牲者が戦争で出たら政府は崩壊するだろう。
     (WHO 世界の自殺立国際比較 2012年)

       A      

解釈改憲共同と読売調査

共同と読売世論調査の受け止め方 14年7月5日
 安倍内閣の解釈改憲による集団的自衛権の閣議決定に関して、共同通信社と読売新聞の調査結果が7月2日と3日連続して報道された。まず共同通信の調査は、全国の地方紙にほぼ一面トップ記事で報じられた。大見出しは「内閣支持率47%に下落 集団的自衛権反対54%」。読売新聞は2面で報じたが見出しは小さい。「内閣支持5割切る ネガティブキャンペーンが影響」となっている。共同通信社は別に政府支持の立場ではないが、調査結果を素直に出している感じだ。政府広報紙のように集団自衛権支持できた読売は、調査結果が意外だったのだろう。支持率が5割を切ったことを、ネガティブキャンペーンの影響だと弁解している感じがありありだ。
 だが調査結果の内容を見ると両者ともに、設問は多少異なるが、ほぼ同じ結果が出ている。これは日本国民、有権者の素直な思いが現れているのではないか。以下に共同と読売の調査結果を比較して見よう。(数字はすべて%)
◆安倍内閣を支持しますか  支持する 共同47・8  読売48
                  支持しない 共同40・6  讀賣40
◇ 支持する最も大きな理由
共同 ほかに適当な人がいない 26・8  讀賣 これまでの内閣よりよい 46
◆解釈改憲による集団的自衛権の行使容認の閣議決定
 賛成 共同34・6    評価する 讀賣36    
 反対 共同54・4   評価しない 読売51・
◆今どこの政党を支持しますか     
 共同 自民37・5 民主7・8 維新3・9 公明3・3 みんな1・6 共産5・8 社民2・5 支持政党なし36・9 
 読売 自民40 民主6 公明4 維新1 共産4 社民1 支持政党なし41
◆二つの世論調査の共通性と受け止め方
 以上の共同、読売の調査結果は、素直に受け止めれば多くの共通性がある。ということは、民意は案外健全な傾向を示しているということだ。まず第一には、解釈改憲による性急な安倍政権のやり方が批判され、両社とも内閣支持率が5割を切ったということ。第二は解釈改憲による自衛隊の海外派兵の恐れにつながるという思いが、反対54%(共同)評価しない51%(読売)となった。反面、政党支持率には有権者の思いがよく現れている。自民支持37・5%(共同)40%(読売)で自民支持に大きな変動はない。讀賣の調査で、安倍を支持する最大の理由として、「これまでの内閣よりよい」が46%となった。これこそ民主党政権の失政がもたらしたもので、政党支持率にも現れている。護憲政党の共産、社民合せても数%。にもかかわらず、有権者の過半数は安倍政権の解釈改憲に反対している。さらに無党派は第一党、36・9%(共同)40%(読売)と自民と対等の存在だ。かつては民主という受け皿政党があったが、この政党は存在感すらない。護憲政党にはこれだけ広範な安倍政権批判をすくい上げる能力はない。なぜそうなってしまったのか、戦後革新の歴史が総括されなければなるまい。
  君はいまいづくのあたり夏椿 漫歩
       (写真 ナツツバキ 北の丸公園)

         a


        /span>

後期高齢者の医療費一人86万円

後期高齢者の医療費一人86万円 11月17日
 今朝は晴れ、気温も10度くらいで風もなく暖かい。午前中、公園や青山墓地など4時間ばかり歩いた。青山墓地にはピラカンサの真っ赤な実があふれ、ハゼの木の紅葉も見事だった。ともかく日曜日は午前中は歩くことにしているが、お腹がぺこぺこになるほど歩いて、12時過ぎに、朝と昼を一緒にした食事をとる。
 厚生省が11 月14 日発表した「平成23年度の医療費総計」によると平成23年度の国民医療費は38兆5,850億円、前年度の37兆4,202億円に比べ1兆1,648億円、3.1%の増加となっている。人口一人当たりの国民医療費は30 万1,900円、前年度の29万2,200円に比べ3.3%増加となっている。
 高齢者人口割合と後期高齢者人口割合は、ともに増加傾向にあり、1970年から2000年までの30年間に高齢者は3倍の増加だが、後期高齢者では4.1倍となっており、特に増加は後期高齢者で顕著で、後期高齢者では前期高齢者と比較して、医療や介護のニーズが急増。人口一人当たり年間医療費は30万円だが、65歳以上では67.3万円、75歳以上で86.1万円と急速に増大している。医療費全体の49.1%が65歳以上に、26.2%が75歳以上の方に使用されていると、述べている。
 毎年発表される、国民医療費の増大と、一人当たり医療費の額を見ながら、後期高齢者の一人として、自分自身の国民医療費を、計算してみる。一年前の夏までは、毎月の血圧降下剤などのために、月一回は内科医にかかっていた。加えて風邪の時とか、老齢による歯の治療、眼科検診などの費用が掛かっていた。
 しかし昨年8月から血圧降下剤の服用をやめてから、内科医にかかったのは、今年10月の年一回の定期検診の費用と旅行中の用心に胃薬を一回貰いに行っただけ。後は歯科医と眼科医の費用である。この一年間の医療費を領収書で計算してみた。65歳からの高齢者になって以来15年、今年は過去最低の医療費となった。
 自己負担額 内科関係2,310円、歯科関係5,012円、眼科関係1,210円、合計8,062円。1割負担だから、後の9割は国民医療費負担となるがその総計は7万8858円となる。今年の場合は、後期高齢者の平均86.1万円はもとより、全年齢平均の年間国民医療費一人当たり30万円よりも大幅に下回った。
 今年は春風邪を引いたが、医者にはかからないで、歩いたり、ゆっくり休んだりしながら自然治癒を待った。多少日時はかかるが、昔は風邪を引くと、梅干しを食べたりお粥で治るのを待った。そういう気持ちになると、医者に行かなくても風邪は治る。ともかく寝ないで内でも外でも体を動かすのが一番いいということを発見した。
 一割負担という気楽さから、ともかく薬を処方してもらって安心している高齢者と、薬を出して、手術をしたがる医者の現状では医療費の増大は避けられない。だが自分自身としては、降圧剤をやめた一年余の経験から、動物としての人間の自然治癒力に頼るやり方で生きていきたいと思う。
 ピラカンサ赤き実いのち長きかな 漫歩
     (写真 ピラカンサ 青山墓地)

      a


ようこそ!「老人はゆく」へ
「老人はゆく」へようこそ

徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

最新記事
リンク
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR