金沢から山本観音堂の酒饅頭

金沢から山本観音堂の酒饅頭 2月26日
 このところ果物好きで甘党の徘徊老人は、友人知人各位からのうれしい贈り物にほくほくである。昨年は長野の若い友人が、リンゴとサツマイモを運んでくれた。そして1月には、ブログでも紹介したが、飛騨高山の木彫り仏像の店「位山堂」から林檎が送られてきた。昨年12月には千葉県多古町の友人のところに行って、たくさんの柚子を背負って帰ってきた。柚子の種を出して、皮と中味を細かく刻んでラップに平たくくるんで、冷凍庫に入れた。これでほぼ1年間、ゆずの皮を味噌汁などの料理に入れて香りを楽しめる。
 さらに2月に入って、金沢のメール友達HIRANOさんから山本山の酒饅頭を送ったとメールが来た。彼は大の酒好きで甘党ではない。その辛党の人が、この饅頭だけは美味いと推奨して、甘党の徘徊に送ったというのだ。心待ちにしていたが、再度メールが来た。「雪のため宅急便が止まったので遅れる」とのこと。確かに先々週の大雪で、トラックの配送便は各地で動けなくなった。
 やっと数日前、待望の酒饅頭が届いた。さっそく開けてみると、添え書きがあり「糀で作った饅頭です。レンジで20秒くらい、皿にのせて温めてお召し上がりください」とあった。レンジのない徘徊は、オーブントースターで数分に設定してして焼いてみた。ほんのり焦げ茶色に焼けたのを食べてみると、甘さを抑えてはあるが、何とも味がよろしい。立て続けに3個焼いて食べてしまった。メールでHIRANOさんに「あまりにも美味しいので3個食べてしまった」とお礼を言った。HIRANOさんから今朝メールが来た。  
―徘徊さま、酒饅頭、喜んでいただけ、光栄です。このお店「山本観音堂」は、先代が川で拾ってきた小さな木彫りの観音様を店に祀って店の名前にしています。変なものを添加せず、素朴な昔ながらのものが、一番おいしいということでしょう。しかも、安いー。
 飛騨高山の木彫り仏像の「位山堂」、山本観音堂も木彫り仏像が祀ってあるとか、まことに人間の縁も仏さんの縁につながっているようだ。HIRANOさんは元共同通信の記者で、1998年に日本で初めての巨大ダム「細川内ダム」中止を勝ち取った、徳島県木頭村の反対運動を全国に紹介した敏腕記者だった。その縁でコンクリートのダムに代わる「緑のダム」という新しい災害防災対策の構想に目を見開かせてもらった。もうかれこれ20数年のお付き合いだ。「友を選ばば書を読みて六分の侠気四分の熱・・」という歌があるが、それにピッタリ。雪が解けたら饅頭食べに金沢に行きたい。
  
     (写真 山本観音堂の酒饅頭)


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熱海二千年の大楠を拝む

熱海来宮神社の二千年の大楠 2月24日
 昨日は友人に誘われて、熱海の梅園に梅の花を見に行った。駅から商店街を下って、途中から右折する坂がある。一車線の道路は一方通行で、花見帰りの車で渋滞している。小さな数十センチくらいの歩道とは名のみの道を辿って、まず梅園の手前にある熱海来宮神社に参詣した。ここはもう数年来ている場所だ。目当ては神社の左手にある樹齢2千年と言われる大楠である。このの大楠は古伝によると里に来た人を守護しようと告げられたといわれ、長寿と心願成就の御神木として崇敬されている。ここを一周すると一年長生きすると言われている。2千年の巨大な樹木の木肌に触れることで、何か良いことがありそうな気分になる。
 ここ数年、あちこち老化してきたが、これといった病気などにはならない。また風邪を引いたり、咳が一カ月以上止まらなかったり、ジンマシンが全身に出たり、突然肩が上がらなくなったりすることは起きる。だが、いままでなら1年くらいかけて、やっと元に戻った肩が数日間でよくなったりすると、この2千年の大楠に触り、拝んでいるおかげと思える目出度い老人なのである。
 大楠の写真を撮って、お札を頂いて、茶店で甘酒を飲んでという、コースを終えて梅園に向かった。日差しは柔らかい。あちこちで豪雪やその後の雪崩などの警報が出ている。伊豆の海の彼方に見える大島もなお火山の外輪に白い積雪がはっきり見える。だが梅園の辺りはまさに春の盛りだ。梅はもちろん満開だが、道路沿いの、熱海桜もすでに満開だ。海岸沿いのあたりに出ると、もう葉桜の季節に入っている。木瓜の花や蝋梅が咲き、ミモザが満開だ。沈丁花も花をつけて香っている。熱海は完全に春の季節なのだ。
 だが、観光都市としての熱海にはいささか注文がある。確かに梅園とか海岸公園とか、屏風岩とか美術館とか見どころは多い。ところが肝心の道路が十年一日のごとくなってない。ともかく、見物に来る人はほとんどマイカーだから、道路を歩く人のことは考えていない。車の駐車場も車が押しかけて入れないであふれている。
 ヨーローパの小国スイスでは、こういう名所には車を入れない。ツエルマットの如きは、とっくの昔に車乗り入れ禁止で、電車でなくては町に入れない。駅から電動バスや電動カーで宿へ客を運ぶ。そこまで行かなくとも熱海駅までは電車を利用して、駅からはバスで客を運ぶというような工夫ができないものか。マイカーで来た客は、市内見物や買い物どころか、混みあう道路から早く脱出するために、狭い一車線の道路に乗り入れる。何年たってもこの日本の時代錯誤の道路・観光政策は変わらない。
 こちらは、歩くことを旨としているから、梅園の騒ぎをよそに、徒歩で下って行く。途中に、徳島の藍染の店に寄ってみたり、川沿いに坂道をあちらの梅、こちらの花とながめつつ、海岸に向かって下って行く。途中、イオンの店によると、探していたキンカンが見つかった。これ幸いと一袋買ってきた。今日は、これを果樹酒に漬けた。一ヶ月くらい経つと実を取りだして、喉にいいとされるキンカン酒が出来上がる。熱海海岸は近年、海岸の整備が進んで、花の散歩公園に変わっている。車で梅園だけ見て帰るにはもったいない場所があちこちにある。
 二千年の大楠拝す梅日和 漫歩
     (写真 熱海神社のオオクスノキ)


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位山堂からリンゴの贈り物

位山堂から林檎の贈りもの 2月9日
 今日は雪は止んだが、ベランダにはかなりの雪だ。都内では20センチ前後の積雪という。これでは今日の都知事選も投票率は低くなるだろうなと思った。6時過ぎに起きて外に出てみるが、年寄りはウロウロするなという友人の忠告もある。おとなしく部屋のなかで過ごすことにした。とはいっても運動不足になるから、階下の洗濯機で洗濯をすることにした。ついでに階段上下500段を二往復で1000段、体がポカポカ暖かくなり汗ばんでくる。予想通り低投票率もあって、舛添氏の当選が開票が始まったとたん確定した。
 数日前に良いことがあった。一昨年の10月、飛騨高山にメールグループ数人で旅をした。そこで見つけた一刀彫の「位山堂」という店で、かねてから欲しかった木彫りの仏像を買った。10センチタ足らずの小さな仏像である。それを買って帰ってからなんとなくお蔭がある。いいことがある。その話を、ある財団の86歳の女性理事長に話をした。この方も神社好きの方で、飛騨高山の一之宮神社に参詣し、一刀彫の仏像を買って来て拝んでいると、お蔭が在りますよと言うと、「私も欲しいから頂戴」とおっしゃった。
 といわれても、こちらはせっかく買って来て拝んでいるのだから手放せない。そこで、もう一体の木彫りの仏像を位山堂に電話して注文して送って頂いた。飛騨高山に一緒に行った友人も、徘徊の話を聞いて、店を訪ねて、主人や奥様と歓談し、気に入ったと言って同じ仏像を買ったと報告があった。もいちど訪ねたいと思いながら二年余が過ぎてしまった。ところが昨日、その位山堂から小包が届いた。中には手紙と大振りの林檎が10個以上入っている。手紙には「徘徊さま、寒中見舞いありがとうございました。リンゴは涼しいところ、又は冷蔵庫に入れてお召し上がり下さい」とあった。
 なんと有難い贈り物だろう。たまたま一昨日で、長野の友人が年末に沢山のリンゴを送ってくれた。それがなくなったので、またどこかで安いリンゴでも買わなければと思っていた矢先だった。なにしろ朝のヨーグルト野菜丼の必需品で、365日欠かせないリンゴなのだ。それがまるで天恵のように目の前にある。思わず「有難う」と合掌し、改めて木彫りの仏像のおかげを思った。兼好法師は「よき友三つあり。 一つには、物くるる友。 二つには医師(くすし)。 三つには、知恵ある友」(徒然草 第百十七段)と言った。徘徊は物くるる先輩友人のおかげで、81歳にしてなほ一病息災でなんとか生きている。仏像のお蔭にあらためて感謝した次第。
  高山の恵み届きて春立ちぬ 漫歩
     (写真 一刀彫の仏像 飛騨高山位山堂)

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秘密保護法廃凍結決議

秘密保護法41地方議会が撤廃凍結決議 14年1月15日
 昨年12月に成立した特定秘密保護法に対し、40以上の地方議会が撤廃や凍結を求める意見書を可決していたことが明らかになった。参院同事務局によると、特定の法律に反対する意見書がこれほど多く可決されるのは異例だという。意見書は地方自治法に基づき、地方議会が国会や行政機関に提出する書面で、回答義務はない。昨年末までに北海道や福島、長野、沖縄など14道県の41市町村議会で可決され、参院が受理した。撤廃までは求めていないが反対、見直し、修正、慎重運用などを求める決議をした27議会を含めると、17都道県68議会に上る。
 福島県では、南会津町と浪江町の二つの町議会が廃止撤廃を求めることを決議した。南会津町を故郷として地元と交流のある友人の渡辺文学氏に話を聞いた。彼は地元町会議員の湯田秀春氏からのメールの見せてくれた。「大震災から3年目です特定秘密保護法案については、福島第1原発事故直後に緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の情報を政府が隠した。情報を正確に知らせてをれば、避難するにしても南の方角に行ったはず。知らされずに 北の方角に逃げて余計な被爆をした福島県民が多くいた事実があります。南会津町の議会は、議会基本条例で、「公聴と広報」つまり広く町民の意見を 聞き、議会での情報は広く町民へ知らしめると言う情報開示を目指しています。今回の国の「特定秘密保護法」は、私どもの議会の考えとは相容れない法案で、即刻廃止を訴えています」。
◆長野、北海道、沖縄が突出48議会が決議
 これら17都道府県68議会の内訳でみると、長野県が26地方議会と突出している。内訳は廃止撤廃が7議会、反対乃至見直し、修正が18議会となってゐる。次いで北海道の12議会が廃止撤廃を求める決議をした。三番目は沖縄で廃止撤廃を8議会が決議している。合計で48議会となる。秘密保護法反対のデモが練り歩いている大都市では東京都調布市議会の見直し修正の決議があるのみだ。大都市中心の反対運動なるもの底の浅さを見る思いだ。
 60年安保の時もそうだったが、最初は「安保は重い」と言われた。しかし都市労働者や学生の運動が地方にも浸透して、農村まで広がった。地域へ浸透なしに脱原発運動も秘密保全法反対も勝利の展望を見出すことはできない。民主党はじめ野党は、秘密保全法撤廃をめざすというが、地方議会の動きなどをきちんと検証してみなければなるまい。なぜ辺境の沖縄や北海道そして長野において、こういう地方議会の動きがはじまっているのか。たとえば長野県は60年安保闘争で国会デモ参加者が最高だったという歴史がある。その中心に農村青年団がいた。戦後の大衆運動の歴史とのつながりを見ることも大事ではないだろうか。
(日本の市町村の数は、2001年(平成13年)1月26日の時点で、市が695、町が2,186、村が566、合計3,447)



会津みしらず柿の由来

会津みしらず柿の縁と由来 11月29日
 この二三日は憂鬱だ。機密法案が衆議院を通過した。そして沖縄では自民党の五人の国会議員が、普天間県外移転を公約して当選しながら、本部の圧力に屈して同県名護市への移転を容認した。民主党政権の裏切りに続き、自民党もまた沖縄県民をだました。こんな人権無視を何十年もつづけていて、いまなお護憲だ改憲だと口先だけの議論にはうんざりだ。
 でも人生いいこともある。先日は長野の友人が林檎をいっぱい送ってくれた。そして昨日の朝は、ラジオ体操でよく顔を会わせるご婦人から「これ食べて頂戴」と柚子味噌と柚子ジャムをいただいた。有難いお接待に合掌。さらに午前の宅急便で、会津の友人から、みしらず柿が送られてきた。一陽来復のという感じである。柿はまだ固そうだが一個剥いて食べてみると驚くほど甘い。どうして渋柿がこんなに甘くなるのだろうか。果物好きの徘徊には嬉しい一日だった。
 会津のみしらず柿というのは十数年前に初めて知った。それは当時福島・山形で大規模林道反対の住民運動があり、まだご健在だった大石武一元環境庁長官を担ぎ出して、何回か会津に出かけることがあった。そこで知り合いになった会津の古老から、お礼の意味で二三年「みしらず柿」が送られてきた。そこころはかなり熟柿になったような柿が入っており、実に美味しくいただいた。ところが今回の柿は、まだ十分に熟していないにもかかわらず甘いし実も大きい。作り方にも変化が現れている。みしらず柿についてJAの資料で調べてみた。こういうことも知ってみると、なおさら美味しく感じられる。
◆みしらず柿の名前の由来
「みしらず柿」は、漢字で書くと「身不知柿」と書き、その名前の由来は、3つほど説がある。1つ目の説は、枝が折れそうなほどにたくさんの大粒の実をつけること(身の程知らずな柿)であるため。2つ目の説は、この柿を将軍に献上したところ、「未だかかる美味しい柿を知らず(これほど美味しい柿は初めて食べた)」と大いに賞賛されたから。3つ目の説は、あまりに美味しいので我が身も考えずに食べすぎてしまう柿だから。どの説も、みしらず柿のあまりの美味しさから生まれたようだ。
◆みしらず柿の渋抜きと栄養について
みしらず柿は、渋柿なので出荷前に焼酎やガスで渋抜きを行う。購入された箱に「○月○日に開封してください」と表示してある。柿の栄養成分 柿はビタミンAやビタミンC、カリウムなどの栄養を豊富に含み、また柿の渋み成分であるタンニンを含んでいる。タンニンには二日酔いや悪酔いに効果があり、また、ビタミンCは柿100gあたり70mgも含んでおり、イチゴやレモンと同じくらいの含量がある。
 会津からみしらず柿の久しぶり 漫歩
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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