今日の日記

五月の呆け物忘れ進行度 5月31日
◆携帯電話を忘れて列車に乗る 
 ボケ防止を念願してブログを始めたのが一昨年12月、まことに年々歳々、呆けは進行して止まるところを知らない。我ながら笑ってしまうというか、いい加減にしろよといいたくなる。今年に入って最悪ともいえる月だった。
覚えているだけでも、かなり決定的な物忘れが重なった。まず、17日に伊賀上野に行くべく、新幹線に乗ってから、ズボンのポケットが軽いなと触ったら、携帯電話を忘れていた。あっ大変、と思ったが列車は走り出している。
 弱ったことに、この日は伊賀上野の駅で迎えてくれる方に会って、大日殿極楽寺というお寺に代参に行くことになっていた。一応、午後一時に駅でということにはなっているが、当日も一度、確認の電話を掛けることにしていた。さあ大変、名古屋駅で三十分ばかり、乗り換えの時間がある。幸いメモをしていた、迎えの方の携帯電話に公衆電話でかけることにした。
 ところがこれまた困ったことに財布に入れてあるはずのテレフォンカードがなくなっている。やむなく改札を出て、売店の方にテレフォンカード売ってくれ、と言うと、うちでは扱っていない。外に出て地下道の金券ショップにあると、教えてくれた。ようやく地下道の売店で千円のカードを購入、数少ない公衆電話を探し出して電話をかけた。いくら鳴らしても応答がない。結局電話連絡が取れないまま、関西本線に乗った。
◆津のホテルにパソコンのUSBを忘れた 
 これはもうどうしようもない、と諦め、運を天に任せた。ところが駅についてみると迎えの方はちゃんと駅頭にお出ましになった。ありがたや。携帯に電話したが出られなかったので連絡できなかったとお詫びした。無事に代参を済ませてその日のうちに、津市まで引き返してホテルに泊まった。ホテルのパソコンを借りて、持参のUSBを差し込んで原稿を書いたりした。翌朝パソコンを返して出発した。
 名古屋から中央本線で松本駅に向かった。そしてホテルに着いてから、ホテルのロビーにあるパソコンでブログを書こうと思った時、持ってきたはずのUSBがリュックに入っていないことに気付いた。そこが呆けである。こんどは、「あっ、そうだ。いつものように入れたつもりだが、ほんとは入れてなかったのだ」と納得してしまったのである。
 翌朝、も一度考えた。「そうだ、前日の津のホテルで使ったUSBをパソコンに差し込んだままだ」と置き忘れたことに気づいた。さあ大変。あの中にはここ十年くらいに書いたものが全て記録されている。全国の友人、知人の名簿数百名も入っている。あわてて津のホテルに電話した。これも先日の名古屋で購入したカードが役立った。ホテルの女性が出てきて、事情を告げるとすぐに回答があった。「はい、あなた様の忘れ物は預かっております。直ちに宅急便でご自宅にお送りします」。やれやれと胸をなでおろした。そこまでは良かったが、後で気づくとテレフォンカードを電話機から外すのを忘れたらしい。ほとんど使っていないカードを紛失した。
◆電車乗り越しから小銭忘れ
 昨日は最悪の日だった。小田原の近くの新松田駅で友人と待ち合わせて、89歳の恩義ある方の病気見舞いに参上した。間違えることもあるからと予定の時間より30分以上早く新宿からの快速に乗った。ところが手前の相模大野駅で乗り換えなければならない藤沢行きの快速だった。居眠りしないように気を付けていたが、本を読んでいる間に乗り換えを失念したらしい。ふと気づくと藤沢行きに乗っている。あわてて途中で下車して、また相模大野に引き返して、ぎりぎり新松田駅に間に合った。 帰途、大雄山線に乗って小田原に出た。駅を降りると後ろから女学生が「忘れ物です」と小銭数百円を私に渡した。まったく記憶にないのだが、座席にポケットから小銭が零れ落ちていたらしい。友人が「親切な子だなあ。現金を追いかけて渡すなんて」と感心している。そうだと気づいて振りかえって女学生に「ほんとにありがとう」と頭を下げた。
◆最悪の手帳忘れに大慌て
 昨夜、九段図書館で「痛みについて聴く、話す会」と言うのがあり出席した。慶応大学の若い女医さんが主催してなかなか活発な議論になって面白かった。誘われてお好み焼屋の遅い夕食会に参加した。いい気持ちだったが、早めに失礼して部屋に帰った。ところが部屋に帰ると手帳がない。日程を書いていたり電話番号などもある。ところがこの手帳には健康保険証をいつもはさんでいる。さあ大変、あわてて店に引き返した。まったく手帳を出した記憶はない。ただ背広を脱いで座ったから、座席に落ちたかもしれない。横浜から来て、昨夜知り合って仲良くなったばかりの、Wさんという31歳の若い接骨院をやっている男性が、座席の下の暗がりに手をつっこんで探してくれた。「あった」。奇跡的に手帳が見つかった。ありがたい。「あなたと友達になってよかった」と抱きついて感謝した。
 振り返ると、物忘れ勘違いが連続して最悪の手帳忘れまで行ったが、テレフォンカード以外はすべて返ってきた。みんな周辺の方々のおかげである。女性の友人に「徘徊さんは蛸足配線で食っているようなもので、あっちこっちに手を出し過ぎるから頭が混乱して失敗する、年相応にいい加減に整理しなさい」と忠告されるが、新しい友人、友情に出会える楽しみは捨てがたい。

  物忘れいくつも重ね山法師 漫歩
  友情といふ花言葉あり山法師
        (写真 山法師の花)

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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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