八十代の生き方呆け方① 婚活という元気老

八十二歳で婚活中の元気老 1月31日
 今月は八十代最初の月。大きな物忘れや紛失物はなかったが貴重な友人をなくした。82歳の和歌山の親友が肺がんで亡くなった。二十歳代から半世紀以上の付き合い。市議から県議、国会議員も一期やった。ウマが合うというか気が合うというか、なんでも話がかみ合ってたのしい友だった。五年前に小さな肺がんが見つかって放射線治療で治した。再発したが克服。わたしは「あんたは不倒翁だ」と言った。昨年また再発して、抗がん剤治療していた。昨年12月はじめの蓼科温泉のOB会に参加して「抗がん剤で疲れる」とは言っていた。1月21日夜肺炎を起こして亡くなった。いつも明るく遊び心あり、苦しいとか辛いとか一言も聞いたことがない。すごい人だなと思っていた。
 19日にはて義妹が72歳で白血病で死亡。 12月には都内の友人が78歳で肺がん死と、相次いだ。いささか気落ちした。80代ということは、ますますこういうことが多くなる年齢でもある。しかし元気な八十代もいる。今朝は京都の現役社長の82歳の友人から電話があった。相談したいことがあるから、東京駅のブックセンター近くの事務所に来いという。彼は現役だけあって髪は黒く染めて、顔色もいいから60代に見えぬこともない。
 午後一時に事務所に行くと、いきなり「おれはいまコンカツ中だ」という。何のことか一瞬わからなかったが、婚活と言いうことらしい。話を聞くと、奥さんが亡くなって十数年だが、新しい連れ合いを求めて婚活中という。
しかも相手の条件は30代の女性でなければならないというのだ。そんなのいくらなんでも無理だろうと思った。「実は昨日見合いしてきた。相手は30半ばで未婚、私でもいいでしょうか、というから、いいよと言ってきた」
 それで自分は82歳だといったのかと聞くと、「いや年は言ってない。ほんとの年がわかれば断るかも」。わたしは「そんなことないよ。相手は、年寄りだと早く死ぬと思うから、かえってまとまるかも」と言った。そんな若い女性と一緒になってどうするんだとあきれる。同じ八十代でも、亡くなる友もいれば、これから三十代と結婚しようという夢を語る友人もいる。面白おかしく悲しい世代なのだ。
  あかときの友の訃報や冴え返る 漫歩
     (写真 ソシンロウバイ「アラ古希日記」より)

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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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