11月の呆け進行度頭打って脳萎縮

11月の呆け進行度 頭打って脳萎縮 14・11・30
 いずこも黄葉、紅葉の盛りだ。今日は歩いて絵画館前の銀杏並木を見に行った。ちょうど見ごろで、まさに銀杏黄葉の盛りを満喫した。昨年より早い黄葉で盛んにカメラの放列が敷かれていた。風もないのに銀杏落葉がハラハラと舞い落ちるさまは眼福というほかない。今月も様々な事があったが、最大の出来ごとは屋上の物干し場で鉄棒に頭をぶっつけたことだ。
 冬晴れのおだやかな日だったので、冬支度の準備にと、冬の羽毛布団や毛布を屋上に干した。ついでに一年に一度の年末行事の窓をホースで流して清掃する作業にとりかかった。ともかく一年の汚れを落とすのは気持ちいいが疲れる。その後、屋上に干した毛布と布団を取りに上がった。布団を抱えて一歩踏み出した途端、ガーンと額を物干し場の鉄棒にぶっつけた。近年、頭をぶつけることはしばしばだが、今回は目から火が出て一瞬頭がフラフラした。ヤバイと思った。何とか布団を抱えて部屋にたどりつき、アイスノンを額に当てて2時間ばかり冷やした。
 まだ痛みは去らない。念のために九段クリニックに診察を受けに行った。「頭をぶつけて痛いので、湿布薬でももらえないか」というと、担当の女医さんは「湿布は顔面はダメ、念のためにCTを撮りましょう」とのこと。10年くらい前にやはり頭の打撲でCTを撮ったことがある。それ以降しばしば頭をぶつけたから撮って見ようと思った。その写真を手に女医さん曰く「とくに異常はないですが、脳は委縮しています」という。ギクリとして「脳の委縮とはどういう事ですか」と聞いた。女医さんは「まあお年相応にみんな脳は委縮していくのです」と答えた。
 なるほど、近年の呆けや物忘れ、日々の動作すべて緩慢になり、一日が短く感じるのは、脳の委縮が原因なのだと分かった。眼の前に置いたはずの書類資料がどこかへ消える。それを捜すために30分、一時間かかる。酷い時は翌日になって、やっと見つかる場合も多い。気持ちは焦るが、物事は進まない、という原因は、老化による脳の委縮という状況に由来しているのだ。だから、あれをしよう、これもやりたいと思うだけで遅々として進まないはずだ。想いだけが先行して、脳は委縮しているから、ついて行けないのだと理解した。
 自分では足腰は痛みはあるが日々歩ける。行きたい旅行にもまだ一人で何とか行ける、まだ大丈夫だと思っていたが、なにもかも思いの割には進まないのは、脳の委縮という年齢に達していることを自覚していなかったからだと理解した。読みたい本もいっぱいあるが、図書館の暖かい部屋で詠み始めると、とたんに眠気がさして、昼寝に行ったのか、読書に行ったのか訳が分からなくなるというのも、脳内劣化のせいかもしれない。
 今秋は期するところあって断捨離に励んだ。本も文庫本など中心に友人の骨董屋さんに頼んで引き取って頂いた。写真や古い資料手紙などもかなり捨てた。CDを聞いていたラジオも地震の際には停電で役に立たないから、友人に引き取ってもらった。椅子や古いパソコンなども場所をとるので廃棄した。親しい友人の訃報や認知症が相次ぐ。もういろいろな世間の付き合いや運動などの義理は欠いて、1人で自由な時間を生きることに専念しようと思う。友人の女性が、付き合いのある85歳の女性に「現在の状況はどんな感じですか」と問うた。媼は答えて曰く「ドッコイショというところよ」。徘徊も「ドッコイショ」で行くしかないなあ。
 断捨離や髭も落として十二月 漫歩
      (写真 絵画館前銀杏)
       

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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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