老漁師吉田治隆のチリメンジャコ乱獲防止

老漁師吉田治隆のチリメンジャコ乱獲防止の訴え 16・5・30
 長年の友人である弁護士の戸田満弘さんと先夜久しぶりに赤坂で再会した。同氏とは1970年代に日本で初の「石油集団訴訟」を起こした際の弁護団事務局長としてお世話になった。当時28歳の青年弁護士も「今年で古希です」と聞かされお互い年を取ったことを確認した。そこで大分県津久見市の老漁民吉田治隆氏の「チリメンジャコ乱獲論」なる興味深い話を聞いた。戸田滿弘弁護士は、現在、海事専門の国際弁護士。現在もイギリス、アメリカ、ロシア、パナマ、ブラジル、ペルー、シンガポール、インド、ミクロネシア等で多くの海事裁判を抱える国際的な弁護士事務所として知られている。
 吉田治隆氏と戸田弁護士との接点は、吉田治隆氏所有に係る遠洋マグロ船が外国船と衝突した案件や、マグロ船の機関室に浸水したため、やむなく、漁獲したマグロを海洋投棄した際の環境問題などの海事紛争が発生した際、戸田弁護士が担当したことによるもだ。興味深いので資料を送って頂きたいと話をした。すると下記のようなメールと資料が送信されてきた。―吉田治隆氏は、大分県保戸島の一本釣りの漁師。同氏は、中学を卒業すると直ちに遠洋マグロ船の甲板員となり、天性の漁師としての才能、海や漁業に対する限りない愛情と熱意により、瞬く間に統率力を現し、20歳そこそこで遠洋マグロ船の船頭となる。そして、自分の父親のような漁師からも、「親父、親父」と慕われ、遂には遠洋マグロ船を所有し、自ら運航する船主船頭となり、治隆船と名乗る程の新型のマグロ船を10隻以上建造した。吉田治隆氏は、遠洋マグロ漁業を辞めた後、保戸島で一本釣りの漁師として生計を立てている。同氏は、大分、瀬戸内海の海の状況について、誰よりも良く知っており、漁業資源が危機的状況にあることについて、憂慮している。チリメンジャコ問題は、正にその表れである。―
 その吉田治隆氏は「チリメンジャコ」という手書きの論稿のなかで要旨以下のように訴えている「保土島で20年前、3800名の人口が現在800名余り、小中学生は600名ほどいたが現在は7、8名となりました。なぜ保土島の漁業がだめになったか。①一本づり漁業の不漁②マグロ船の不漁です。それはイワシ、シラスの取り過ぎが最大の原因です。後昭和50年ごろから、チリメンジャコの人気が、良くなり、シラスが、大量に漁獲されるようになり、昭和57年ごろから、市場で、チリメンジャコの、人気がますます、良くなり、さらに、乱獲が始まったのです。これを期に、イワシは見る見る少なっていき、保戸島でもあまりシラスのとびはねるのを見なくなりました。イワシをシラスのうちに、とって、とってとりまくって。親のイワシは、天からふってくるのでしょうか。シラスは天からふってくるのでしょうか。シラスの乱獲を止めなければ保土島の漁業も、ひいては日本の漁業も壊滅です」。
◇吉田冶隆 住所大分県津久見市大字保戸島1521ノ59 昭和15年1月19日生れ、現在76歳。以下に吉田さんの「チリメンジャコ」の全文を掲載します。(続きを読む)をクリック

続きを読む

スポンサーサイト
ようこそ!「老人はゆく」へ
「老人はゆく」へようこそ

徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

最新記事
リンク
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR