物忘れゼロの奇跡的な年末 座敷童子3 16・12・28
 徘徊老人は今年3月、伝説の座敷童子(わらし)と同居というか同棲することに相成りましたと書いた。今年の年初めは惨憺たる物忘れ紛失物の続出だった。「今年こそ物忘れをなくそう」と固く誓ったにもかかわらず、元旦早々財布を入れたバッグを忘れ、幸い出てきが、次いでマンションのカギを失くして半日部屋に入れなくなった。極め付きは2月に友人と神田駅前の寿司屋でランチを食べた帰り、入れ歯を失くした。長年付き合っているヨコタ歯科の先生が1週間余りで、新しい義歯を作って下さった。噛み具合もよくルンルン気分。ところが2週間もたたないうちに下あごの義歯をどこかに落としてしまった。
 3月早々、俳句仲間の游子くんに「毎日毎日まるで神隠しのように物がなくなる」と嘆いたところ、物識りの游子くんは即座に「あっ、それは座敷童子の仕業ですよ」と教えてくれた。彼は正岡子規の郷里松山の出身にもかかわらず、東北岩手の「座敷童子」なるものをよく識っていた。そこまで明確に指摘されると「そうかな」と思ってしまう。そこでネットで「座敷童子」なるものを検索してみた。なるほどと思った。
◆東北の民話に出てくる座敷童子と同居して10カ月
 「ウィキペディア」によると以下のように紹介されている。-座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。座敷または蔵に住む神と言われ、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。柳田國男の『遠野物語』や『石神問答』などでも知られ、『遠野物語』の17話・18話および『遠野物語拾遺』87話に「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」の表記で話が掲載されている。「ザシキワラシは座敷童衆なり」と記述がある。近年では、座敷わらしに会える宿として岩手県の「緑風荘」「菅原別館」「わらべ」などがテレビ番組や雑誌に取り上げられることでも知られているー
 単純な徘徊老人は「座敷童子の仕業だ」という游子くんの言を信じてしまった。そして3月から座敷童子と同居していると確信する出来事が相次いだ。これは3月以降、二回にわたって「座敷童子通信」で書いた。その後もいろいろの出来事があった。決定的だったのは、座敷童子の本拠である岩手県を訪れたことだ。四国歩き遍路の仲間が、岩手県宮古市で3・11大地震の津波に直撃されながら奇跡的に生き残ったこともあり、今年の7月に宮古市を訪れた。座敷童子伝説の本拠地遠野市までは行けなかったが宮古訪問で座敷童子との関係がいっそう深まったと確信した。
 その後紆余曲折はあった。時にはまたカギが無くなり、いろいろの物忘れ紛失も起きた。ところが不思議なことに、外出して物を失くすことが激減した。物忘れや紛失は部屋の中に限定して起きるようになった。今年の夏、部屋を整理していて冷蔵庫を動かしたところ、足に固い物が触る。よく見ると今年の二月紛失した下顎の入れ歯だった。その後は、物がなくなることはあっても、なんとなく部屋の中から出て来るだろうと確信するようになった。また座敷童子が悪戯で隠したのだなと思う。12月に入って、禁煙運動の文学さんの事務所から預かったカギを失くしたが、一週間後ズボンのポケットから出てきた。買ったばかりの手袋も無くなったが、半月後冬の大掃除をしたらベッドの下から現れた。そして部屋のカギを失くした。座敷童子も悪戯が過ぎると不信感を持ったが、間もなく部屋のコートの中から現れた。この10数年物忘れ紛失の度に苦労してきたが、今年の年末は完全に忘れ物なしで正月を迎えることができる。なんという幸せであろうか。徘徊老人は座敷童子バンザイと叫んで新年を迎える。
  信ずれば花開くとやボケの花 漫歩
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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