物忘れ進行度84歳の感想

今月の呆け物忘れ進行度84歳の感想 17・1・30
 我ながら驚く84歳だが、確実なことは日々老いは深まり、医者に行くほどではないが、腰も膝も弱くなり、眼には飛蚊、耳は難聴、歯は確実に抜けていく。朝起きて、昔は3分で顔を洗って出かけたのに、いまやラジオ体操へ出かける支度に30分はかかる。それくらいノロマになった。加えて物忘れ呆けも進行して入るのだが、昨年来、座敷童子と同居というか同棲することによってものの考え方が変わった。一言で言えば、自分の老化を素直に受け入れることだ。それによって、できること、できないことが明瞭になってきた。「老いたる駄馬」になったという自己認識の上にたって日々の生活をゆっくりこなしていく以外にない。
 過去から今日まで生きてきた経験からいうと、先師、先輩たちの言動が、80歳半ばから急激に変化するということがある。物を失くしたり、物を忘れたりということ以外に、過去の記憶がすっぽりと抜け落ちるということも見て来た。戦前の労働運動の指導者で、かつて1977年のわが師江田三郎の社会党離党、社民連結成などに至る過程で、いろいろ教えていただき指示をいただいた方がいた。しかし後年、その当時のことを書きたいと思ってお会いしたところ「そんなことは全く知らん。記憶にない」と一言の下に否定され慌てたことがある。大先輩80代半ばの時である。しかし、当の本人が当時のことを社民連の機関紙に書いていらっしゃって、その記事を元に原稿を書いた。2005年頃の話である。ご本人はそれより昔の言わば日中戦争に入るころの労働運動、最初の無産政党が初めて衆議院に議席を占めた青年時代の奮闘は仔細に覚えていらっしゃるので驚いた。要するにある時点で、10年前、20年前くらいの記憶はすっぽりと抜け落ちてしまったのだ。自分もそういう年代に入ったという自覚が肝要だと言い聞かせている。
◆会津から見返り美人という物忘れ防止策
 会津に住む60代半ばの友人Sさんから、徘徊老人のブログを読んで、自分が実践している物忘れ防止法についてメールが寄せられた。彼女は東京から郷里会津に夫婦で帰って3年になる。夫の母親、義母96歳が老人ホームに入っているが、何かあると病院やその他で面倒を見なければならない。加えて実母も98歳でお二人とも認知症気味であり介護に奔走している。メールに曰く。「私が実践しているのに、見返り美人というのがあります。銀行から立ち去る時、喫茶店から腰を上げる時、歯医者の待合室から帰る時、振り返って今いたところを見ることです。見返るのです。これで忘れ物もがクンと減りました。習慣にしてください」
 また、しばしばブログに投稿して頂いている「雪見姐」からは以下のようなメールをいただいた。「今年の同世代の友人からの年賀状のほとんどが、病気があることやかろうじて生きているなど、辛い一言が添えられていました。おかげさまで心身ともに元気な私は、何者? って自分で思ってしまいました。でも、いつまでも元気でいられないこと、70過ぎたら(今はまだ67歳)健康維持にはより一層の努力(運動、食事のバランスそして、ストレスのかからないモノの考え方)が必要なことを肝に銘じて生きて行くつもりです」
   今日を生きる餌あれば良し寒雀 漫歩
スポンサーサイト
ようこそ!「老人はゆく」へ
「老人はゆく」へようこそ

徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

最新記事
リンク
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR