最初の空き缶拾いカンカンラリー 

最初の空き缶拾いカンカンラリー 17・8・26
 私の四国歩き遍路は2001年の春からだった。最初の一年は夢中で歩いて12月に足摺岬の金剛副寺で結願した。2年目の2002年からは周囲をやや落ち着いてみるようになった。そして気づいたのは遍路道の林道や国道、海岸沿いの谷底に厖大なごみが捨てれれてゐることだった。そして東京近郊の歩き遍路達が、それに気づいて「お接待」のお返しに四国遍路道のごみ拾いを計画していることを知った。私は当時、東京では毎朝、居住地周辺の「もく拾い」を数十分やっていた。千代田区の禁煙条例ができたばかりで、たばこの吸い殻を中心に拾っていた。そういうこともあり、「カンカンラリー」という趣意書を、愚さんこと河野幸江さんから頂き、主宰の菊池昭さんの呼びかけに全面的に賛同した。そして私も、自分で空き缶拾いを実践してみた。
◆最初の空き缶ひろい2003年3月から
 2003年の3月3日から数日間の歩き遍路で二度目の結願をしたが、雨にたたられたので、晴れた日の二日間だけ一人でやってみて、いろいろのことがわかった。行程は一回目が四国36番の青龍寺の近くの国民宿舎土佐からスタート。横浪スカイラインを経て、須崎市の仏坂から岩不動、須崎駅のコースだ。車の走行は少ないが、道路の両側には、空き缶が次々に転がっている。私のやり方は、途中で出来るだけ空き缶を小刻みに、置かせてもらうということに主眼を置いた。まず一番に、国民宿舎土佐の支配人の池上孝次(代表取締役)に、カンカンラリーの趣旨を説明したら、全面的な協力を約束して下さった。また支配人自身が「休みの日に子供たちと空き缶拾いをしている。たくさん集めた子供に褒美をやることにしている」という話を聞き嬉しかった。
2番目には、横浪スカイラインの途中に帷子崎(かたびらさき)という展望のよい場所があり、夏場には休憩所になっています。そこには空き缶などを入れるボックスがいくつかあり、そこでまず拾った10個ばかりを入れた。ボックスの回りにも空き缶が転がり、ごみもあったので、休憩所のほうきで、掃除もしてきれいにした。3ん番目に、横浪スカイラインを下って、浦ノ内に入る手前にある、土佐工芸村には入り口に沢山の自動販売機が置かれており、そこで工芸村の方に、「遍路道の空き缶を拾ってきたので置かせてください」とお願いすると快く受け入れてくださった。4番目には須崎市に入って浦ノ内湾沿いの道が合流するところに酒屋さんがあり、自動販売機も沢山あった。ここは声をかけたが留守なので、20個ばかりを、空き缶ボックスに置かせてもらった。ただ今後無断でおく時は、自分の納め札に、遍路道の空き缶を置かせていただいた、ということを書いておくべきだと思った。
 5番目に、仏坂越えの遍路道は、人にはまったく会わなかったが、それだけに坂の途中は、目を覆いたくなるほど
、ごみの散乱していた。仏の坂ではなくごみの坂だった。おまけに岩不動では「うちではそういうことはしていない」と慇懃に空き缶の預かりを断られた。今回の空き缶拾いで、断られたのは唯一、此処だけだった。一杯のビニール袋を下げて歩いて、大野郷の駅の手前で道を聞いた、軽トラックの老人が、「わたしがあずかろう」と快く、トラックの荷台に乗せて下さった。合掌。
◆自治体の担当者から歓迎 共にやろうと激励され
もう一日は宿毛の39延光寺からから松尾峠越えで愛媛県の40番観自在寺までの宿毛、一本松、城辺、御荘、宇和島の5市町村の道程だった。ほぼ同じやり方で地元の方に預かって頂いた。)感激したのは、御荘町の役場に寄り、生活環境課に空き缶袋を持参したときだ。課長の本多正登さんが自らでてきて空き缶を受け取って「ありがとう」といわれた。そして周辺5町村の課長会議で、「空き缶などは役場でも受け入れる」と話し合いをした由。菊池さんたちの働きかけが自治体にも大きな影響をあたえていた。
宇和島市では生活環境課長の白井栄一郎さんに歓迎され「本来、地元のやるべきことを東京の方にやってもらって」と感謝された。そこでわたしはかねてから考えていたことを提案しました。四国遍路道関係市町村が、罰則付きの空き缶などポイ捨て禁止条例制定することと、お四国の1200キロの遍路道を春と秋、いっせいに清掃するクリーンウォーク運動の二つです。いずれにも賛意を表された。とりわけ空き缶などのポイ捨て禁止条例は、宇和島市も、御荘町もすでに準備を始めているとのことだった。私は行く先々の道端で「わたしも置いていかないで、拾って」という声を聞いた。袋にいれてやると中でカロコロと空き缶たちが会話します。「会えてよかったね。も一度生まれ変わったらまた会えるよね」と言っているみたいだった。この経験が遍路仲間と数年続く遍路道や富士自然歩道等の清掃活動となったのである。

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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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