漫歩俳句遊び 1月定例会 17・1・12

漫歩俳句遊び 1月定例会 17・1・12
 今年初の風鈴会定例句会は、1月6日だった。病気休養中の最年長88歳の佐藤念山老は欠席されたがほぼ全員出席。今回の兼題は賀状と七草粥、席題は寒の入りと初句会。
 漫歩の提出7句は以下の通り。
  アベックの隣で昼寝冬日向
  外人も日の丸小旗参賀の日
  故郷の唯一の賀状のぼる君
  懐かしき人の夢見し老いの春
  飼う人も犬もよたよた年の暮
  自由とはかくの如きか枯れけやき
  ポケットのキイ冷え冷えと寒の入り
 句友の選句では、「自由とはかくの如きか・・」「懐かしき人の夢見し・・・」、「故郷の唯一の賀状のぼる君」の三句が特選に選ばれた。先生の選句では、「懐かしき人の夢見し;;;」「ポケットのキイ冷え冷えと・・・」の二句が選ばれた。のぼる君というのは誰かと問われたが、ふるさと岡山県の小学校の同級生だ。今は彼一人だけが年賀状をくれる。印刷した「新年おめでとう」だけで何も書いてはいない。それでも彼の賀状が毎年来ることで、古里との細い糸が繋がっている気がするのだ。子ども二人に先立たれ、病弱の妻と二人で、いまなお米づくりを続ける84歳の同級生だ。
 漫歩が選んだ7句は以下の通り。特選は、「夫も吾も戦後を生きて初詣」を選んだ。
  閉店の貼り紙寂し十二月
  揃わねどなづななづなと唱えけり
  水槽の目高静まり寒に入る
  足るを知る心の満ちて初明り 
  言の葉の一言うれし年賀状
  大みそか来し方よりも先の事
  夫も吾も戦後を生きて初詣
 句友の念山さんは退院されたが、まだ体調整わず欠席された。88歳にして同年代の奥様の病と認知の自宅介護を日々続けておられる。年末、入院先の目黒の共済病院に見舞った。介護疲れですっかりやつれていたのが、入院で休養されたせいか顔色も良くなり赤みがさしていた。日頃の介護の苦労が忍ばれる。しかも本人は、過去に四つの癌に冒された。現在も闘病中である。日本の老々介護の典型のような念山さんだが淡々とこなしていらしゃる。とうてい凡人の及ぶところではない。 
  病む友の頬赤く染め冬夕焼 漫歩 
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拝読し、ジーンときました。
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
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路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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