極洋「さんま生姜焼き」変敗への調査回答

極洋「さんま生姜焼き」変敗への調査回答 17・7・8
 先月のブログで「缶詰の極洋本社欠陥食品対応に納得」 という記事を書いた。それについて、アルゼンチン滞在中の雪見姐さんから「極洋のサンマ、日本ならでは対応で涙しました。日本は住みやすい国であり、技術的にも素晴らしいと思います。でも政治が誠実ではない。合衆国に右へ習え、言い換えれば占領下にまだいるということですね。私も極洋のサンマ食べてみたい。南米に輸出してるか、聞いてください。」KEIBOさんからは「いい話ですね。極洋でキャットフードもやっていないだろうか。しらべてみます。心のある対応、いい話です。」などのコメントをいただいた。
 その後日談である。極洋本社は6月19日「調べて回答します」と社員が明言して帰社したが、そう簡単に返事は来ないだろうと思って居た。ところが、まだ一週間もたたない6月23日付で以下のような回答が届いた。いままでのソフトバンクなど携帯各社の対応のごまかしに、うんざりしていたが、極洋本社の回答はきわめてきちんとした調査結果に基づくもので感心した。以下にその全文を紹介したい。日本の企業の道義はまだ地に落ちていなかった。雪見姐さんがこの回答を見たらまた涙するであろう。
 
仲井 富 様
平成29年6月23日 東京都港区赤坂3-3-5 株式会社極洋 品質保証部

報 告 書
拝啓 時下益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。弊社製品につきましては、常々格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。 さて、この度お買上げいただきました弊社缶詰『さんま生美焼』におきまして、内容物が変敗していたとのご指摘をいただきました。大変ご迷惑、ご不快な思いをおかけしましたことは誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。原因と対一策につきまして、下記の通りご報告申し上げます。敬具

1,商品名 さんま生美焼 2,規格 EOK5A缶 3,賞味期限 2019年8月1日/XB(製造日2016年8月12日) 4,内容物が変敗していた  5,画像 
6,製造工程
原料さんま受入 → 金属検査 → 解凍 → 頭・尾除去 → 背割 → 内臓除去 → 定寸カット → 金属検査 → 整列 → 陪焼 → 内臓除去 → 肉詰 → 計量 → X線異物検査 → 注液 → 巻締 → 洗缶 → 加熱殺菌 → 冷却 → 洗缶 → 検査 → 箱詰 → 保管 → 出荷
7.原因
 回収させていただきました現品を確認いたしました結果、内容物が変敗しており、異臭も生じておりました。現品を工場へ送付し調査いたしました結果は次の通りです。
(1)現品の缶の巻締部(缶蓋と缶胴の接合部分)を検査いたしました結果、巻締状態に 異常はありませんでした。
(2)製造当日(2016年8月12日)の製造記録類を確認いたしました結果、異常を示す 記録はありませんでした。また、トラブルの発生もありませんでした。
(3)同ロット品におきまして同様のご指摘はいただいておりません。 以上の調査結果から、製造工程中に缶および内容物に異常が発生した可能性は低い ものと思われます。
 原因といたしましては、製品の流通段階において製品に何らかの強い衝撃等が加わ り、スコア(プルトップ蓋に外周に沿って施されている切り込み溝)にわずかな亀裂 が生じ、外気が侵入し、変敗したものと判断いたします。
8. 対策
(1)今回のご指摘内容を工場の従業員に伝え、品質管理意識を高めるよう指導いたします。(2)製造ラインを点検し、製品の滞留、落下の生じる可能性のある個所がないか確認い たします。また万一、作業中に製品が落下した場合、製品化しないルールになっておりますが、再度従業員に周知徹底いたします。(3)作業基準を逸脱しないよう従業員の指導、教育を引き続き徹底して参ります。(4)製品の輸送業務を委託している業者に対して、製品の取扱いには十分注意して強い衝撃等を与えないよう要請いたします。 日頃、製品の品質管理には出来る限りの注意を払って製造しておりましたが、今後は一層の徹底を図り、安心してご利用いただける製品をお届けするよう努力して参る所存でございますので、今後とも弊社製品をご愛顧いただきますようお願い申し上げます。 以上
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

徘徊さん
アルゼンチンの雪見です。涙よりも感服致しました。素晴らしい会社です。定年までは就職情報会社にいました。就活の学生にぜひ聞かせたい話です。いい人材が会社を育てる。人(従業員も消費者も)をたいせつにする会社は、大切にした人によって大きく伸び、守られる。日本に帰ったら絶対に買います! 私の所属している組織もこの会社の半分でもいいから、人の気持ちを理解し、対応してくれたらなぁ~。
ようこそ!「老人はゆく」へ
「老人はゆく」へようこそ

徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

最新記事
リンク
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR