FC2ブログ

さまざまな想いの12月開戦日 

さまざまな想いの12月開戦日 27・⒓・8
◆無条件降伏の敗戦を終戦とごまかし続けた 
今日12月8日は、戦後72年を経ても忘れがたい敗戦の年よりもさらに昔の1941年12月8日の太平洋戦争が始まった日だ。当時はこの日を大詔奉戴日と言った。当時の国民学校3年生の時に太平洋戦争が始まり、1955年8月15日の敗戦につながった。勝った、勝ったと言いながら、1957年6月のミッドウエー海戦の惨敗から一気に戦局は転換し、敗北の連鎖がはじまった。だが政府も陸海軍省も負けたとは一言も言わず、負けて後退すれば撤退という言葉でごまかした。
 そのうえ、負けたミッドウエー海戦をはじめてとして、あらゆる海戦や決戦を敗北とは言わず、赫々たる戦果を挙げたと誤魔化し続けた。大人たちは半ばわかっていただろうが、純真な小学生だった子供たちは勝利を信じていた。広島・長崎と続いたカドン、原爆の壮絶な破壊も敗戦まで明らかにされなかった。その極致が、1945年8月15日の天皇の決断によるポッダム宣言を受諾した無条件降伏さえ敗戦といわなかった。そして同年9月2日、米軍艦ミズリー号上での降伏文書調印後も、敗戦とは言わず終戦と言う言葉を使ってごまかした。
◆原発事故の冷温停止とアンダーコントロールという大嘘
 そのごまかしは今でも続いている。戦争中、敗北を撤退とごまかし、無条件降伏も終戦とと言う言葉でごまかした。そして今日現在では、あれだけの放射能汚染で日本全土のみならず世界全体に原発の恐怖をまき散らしたにもかかわらず、当時の民主党政権は福島第二原発の事故がまだ収まっていないのに「冷温停止状態」を宣言した。それをやったのは野田政権の細野環境相である。細野はそれに加えて福井大飯原発の再稼働を容認した。この二つの出来事が今日まで続く国会周辺を取り巻く脱原発運動の出発点となった。この民主党政権の背信に加えて、安倍自民党政権は、東京オリンピック誘致に際して、安倍首相が「アンダーコントロール」という大嘘をついて誘致に成功した。
 無条件降伏という全面的な敗戦も「終戦」と言う言葉でごまかした。第二の敗戦ともいうべき原発事故さえも「冷温停止」とか「アンダーコントロール」と言う言葉で世界中をごまかす。これを信じている日本人はどこか狂っていると言いたい。ごまかしの上に誘致された東京オリンピックなるものも、東京が最も暑い8月に実施されるというのだから二重の欺瞞である。酷暑のマラソンなどかつてやったためしはないし、想像するだにおそろしい。1964年に開催された東京オリンピックは10月開催であった。天候も安定し涼しい秋風の吹く季節だった。東京オリンピック反対の声が高まるのも当然だ。
 学者や評論家、あるいは作家や詩人俳人などでも、その作品の中に表現されている終戦あるいは敗戦という言葉によって私はその人間の本質を探ることが出来る気がしている。あの敗北を、意識的にせよ無意識にせよ、なんのてらいもなく、終戦といい続ける人々のことを私は尊敬する気になれない。
 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ようこそ!「老人はゆく」へ
「老人はゆく」へようこそ

徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

最新記事
リンク
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR