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花よりも花見る人の面白く 北の丸満開 

花よりも花見る人の面白く 北の丸満開 18・3・29
 例年より早い桜満開である。九段坂界隈は朝からカメラを持った老若男女で賑わっている。かつて、北海道網走郡にすむ郵便友達歴40数年の御隠居と「あと何年花を見るや」と皇居東御苑で話し合った。それから10余年を経たが87歳になる御隠居も85歳の徘徊老人もなんとなく生き延びた。今や先輩旧友多くはあの世に逝き、残る友人たちもあちこちの病で気息奄々たる有様だ。幸いわれらはなんとか一人住まいで生き延びている。
 もはや、人ごみをかき分けて花見に歩く気力も体力もない。やっと朝のラジオ体操に九段坂を上って行くのが精いっぱいだ。それに花よりも花見る人を観察する方が面白い。特に九段坂では、重いいカメラを構えて老人、壮年、外国人などが満開の桜を撮っている。確かに九段坂から池に向けて垂れ下がっている満開の桜は美しい。しかし徘徊は、それよりも、花を撮っている人々の真剣な表情の方が面白い。よくも毎年毎年飽きもせず花を撮り続けられるものだと感嘆する。花を撮って居る人たちの表情や物腰などが、なぜか面白い。「花よりも花撮るひとの面白き」というところだ。
◆虫の写真を撮る刀剣研磨士の藤代興里さん
 昨日の朝、体操を終えて清水門の方に一人で歩いて帰った。清水門の入口の石垣の所で小さな花を撮って居る人に出会った。「なにを撮っているんですか」と訊いた。「草の王という花だ」と教わった。主として公園の虫を観察し写真を撮っているそうだ。名を聞けば刀剣研磨を職としてる藤代興里さん。刀剣の撮影も独自の手法で続けていますということだった。 仕事以外では、中学二年から天体観望もやっている。この方も面白そうだ。後日、虫と刀剣研磨のお話を聞かせてもらうことにした。
 公園では、久しぶりにラジオ体操の場で最年長92歳の池田会長にお会いした。昨年まで耳鼻咽喉科の医院をやっておられた。先生には一度診ていただいたが「ともかく空気が乾燥している冬場などでは、枕元に濡れ手拭い一枚を掛けて寝なさい」と教えられた。それを昨年来実行しているが、お蔭で風邪を引かなくなった。無駄な電気を使って加湿器など使うことはない。池田会長は、仕事をしなくなったせいかお腹がかなり膨らんでいる。毎晩酒を3合飲んで食事をしてい肥ってしまった、そうである。
 85歳にして足腰の衰え、視力、聴力の衰え、根気がなくなるということを痛感する。もはや無理はできない。しかし生活の必要上も含めて、朝の体操、朝の豆腐や野菜の買い出しに行く。あるいはお茶の水駅近く明治大学図書館まで新聞や資料を見に行く。そういうことで一日一万歩以上は歩く。まことに頼りないヨチヨチ歩きのようなものだが、歩いて生活できる間は生きてゐるという実感がある。歩き遍路をしていた10余年前、友人が11世紀、北宋を代表する詩人として有名な蘇武の「玲瓏山に登る」と言う漢詩を贈ってくれた。そのなかに「脚力衰えて山更に好し」という一節がある。たとえ老いても山には無限の愉しみがあるという。その言葉を噛みしめつつ、ゆっくり歩きを楽しむのだ。今朝の一句。
 杖上げて朝の挨拶老いの春 骨還らざる叔父ひとり花万朶 虫を撮る人に教わる草の王

  (草の王 田安門入口の石垣に咲く)

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清水門あたり

清水門の石垣に咲いた「草の王」の御陰で、楽しい時間を持てました。今朝も清水門まで行ったのですが、虫はハエ達を見かけただけでした。虫好きの私も、ハエは苦手なのです。 これからも、お声かけ下さいませ。
ようこそ!「老人はゆく」へ
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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