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細川内ダムを阻止した藤田前村長

細川内ダムを阻止した藤田前村長の便り 18・8・5
 旧知の藤田恵さん、神戸在住からハガキが来た。今回の全国的な大雨やダムの大災害は、戦後の拡大造林政策で、雑木林を杉林に替えた農林省の政策の失敗だということを改めて確認したというのだ。藤田さんは、かつて徳島県木頭村の村長をしていた。1990年代半ばのことである。地元の木頭村に千数百億円を投じてのダム計画、細川内ダムの計画に対して、反対運動を始めた。艱難辛苦の末、1997年6月10日、当時の亀井静香建設大臣の決断でダム計画は中止となった。巨大ダム計画を中止させた初の事例で、その後日本全国のダム計画を見直す契機ともなった。藤田さんとのつきあいは、その当時からである。
 藤田さんはすべては異常気象のせいにした報道がなされているが、大雨災害の原因は戦後のめちゃくちゃな拡大造林政策にこそ根本的な原因があるというのだ。以下に藤田さんのハガキ全文を紹介する。
―暑中お見舞い申し上げます。 今回の大水害と毎年の災害は①拡大造林②ダムの放流が主な原因ですが、災害の元凶である拡大造林後の山林崩壊の現場を見た報道は皆無のようです。拡大造林で山とノ11が壊れた理由、下草刈り、間伐の手入れ不足→林内へ日が当たらず→下草が生えない→表土の過大侵食・山林の崩壊→土砂災害。拡大造林後の山と川(洪水逓減力の喪失→ダムの放流)
 山からは、上記のように土砂災害と、全体に山林の保水力が無い(腐葉土が皆無)ため、雨水が一挙に下流に流出。
 川は、山からの土砂の流出が過大で川の処理能力を超えた結果、淵(淵のワンドは濁流が逆流気味に大きく渦巻いて遊水地状になり洪水を逓滅していた)が無くなると同時に蛇行も消え川が直線化したため、川の自然な洪水逓減力が失われ、下記のダムと共に大水害が全国各地で毎年発生しています。
 大雨でダムが満水となる頃には、下流の住宅街も川の水位が上がり内水も多くなり危険が迫っています。この最悪時に上流のダムのゲートを開くため下流では一挙に川の水位が上がり大水害となっています。最近の大洲市・岡山県なとがその典型てす'。
 拡大造林は1950年代から、広葉樹林を皆伐し、補助金で主に杉を密植する国の政策で広葉樹林敵視の悪策です。1064年の貿易自由化で、木材価格は暴落して林業は間伐や下草刈りの費用もなく、約70%の荒れた杉林は保水力も獣の餌もありません。近年の大雨時の大災害、イノシシ、熊等の出没、沿岸漁業の衰退の元凶が「拡大造林政策」です。
殆んどの政治家、学者、官僚、マスコミは「拡大造林政策」など無かったことにしています。
 いまや新聞記者さえ拡大造林の用語さえ知らず。大水害は止まりそうもありません。台風も東京から沖縄へ下る時代です。何が起こるか分かりません。
〒655-0854 神戸市垂水区桃山台5-21-10藤田恵
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
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路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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