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郵便友だちはついに一人になった 018・11・19

郵便友だちはついに一人になった 018・11・19
 今年もついに後一カ月余を残すのみとなった。多くの友人が亡くなったり病に倒れた年だった。三日前、岡山の刎頸の友、Tが脳梗塞で倒れたと電話が在った。1955年9月末22歳の時、岡山から上京した。いま88歳のTは私の良き兄貴分であった。岡山地方裁判所の書記官だったから、およそ遊ぶ時は彼が負担して、連れまわされた。お互いに失恋したりして同病相哀れむこともあった。それ以降はお互いに文通しながら今日に至った。
 Tは8年前、「80歳を契機として、年賀状などは一切やめる。妻に先立たれて20年、今後は東京の友人仲井に一切を託して、死後は無葬儀、献体をして生涯を終える」という挨拶状を友人関係者に送付した。岡山、東京と離れているが、年間にに三度は、中間の大阪、京都、時には長野の善通寺などで落ち合うこともあった。しかし近年はお互いに衰え、耳も遠くなったせいもあって、郵便による交流だけは続いていた。
  丁の電話によると三日前に食事をしようとしたら箸が持てない。持っても落ちてしまう。おかしいと思って近所の医院に行くと、これは脳梗塞と診断され、直ちに専門病院に運ばれ、左脳梗塞と診断された。精密検査をしてこれから治療方法が決まるということだった。
 もう一人は、北海道網走郡津別町に住む87歳のご隠居のMだ。彼とは北海道伊達火力反対運動を通じて知り合った。教員として勤め上げ、60歳の定年以降は、津別町の外れに500坪の土地を買い、山荘をつくった。そこで悠々自適の生活をつづけている。先日近況を伝えるハガキが着いた。彼との郵便友の会の付き合いは1972年から38年間になる。
 曰くー謹白、黄葉、紅葉も全て落ちて、川向うの老人の家が指呼の間。冬です。昨日-10度、今朝-6度、道が凍って車の事故アチコチ。慣れていても冬の初め車が滑って、思はぬ事故となります。秋の魚の季節も終りました。白内障の手術後、目が見えるようになりなり、本読むスピードがあがり、快適です。本の山も、ぐんぐん低くなります。この調子だと、未読の本も、130歳位迄頑張れば読了できるでせうー
網走のご隠居Mはどうやら百歳まで生きるつもりらしい。全国各地の80代半ば以上の友人、知人たちは総崩れの感があるが、唯一の郵便友だちの元気な頼りにほっとする思いだ。
  また一人 倒れし知らせ 落葉降る 漫歩

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婿が永眠(ねむ)り、四人の幼子をひとりで育てることになった娘のところに、雪が積もり始めたと今朝メールがありました。長い冬の始まりですが、冬の後には必ず春が来ることを忘れないでほしいです。私にも岡山に刎頚之友がいます。彼女は私より10歳近く若いです。2005年から2年間のJICAボランティアの同期。彼女は日本語教師としてボリビアに派遣されました。アルゼンチンまで私の活動を見に来てくれたことがきっかけで、帰国後彼女は民謡(踊り)をはじめました。2010年(確かではない。記憶違いかも)、彼女は乳癌を発症。今、肺に転移しステージ4とかで治療法の再検討をしています。しかし、病に負けていません。声が出にくくなったので、声を出さなくてすむ、論文の校正の仕事を平日は岡山大学の研究室で行い、週はか岡山の各地で民謡ボランティアをし、鼓の稽古もしています。今年の夏には、盛岡までさんさ踊りを見に来てくれました。その時はもちろん今でも晩酌は欠かさないとか。たまたま昨日メールが来ました。痛み止めは欠かせなくなったけど、仕事も踊りもしているし、年末は石垣に行き、新しい民謡を覚えてくると。
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徘徊老人

Author:徘徊老人
80歳の徘徊老人です。
趣味、杖を引いて歩くこと、
お四国歩き遍路、ごみひろい
路上公園などの観察、
キョロキョロ歩き
読書、眠り薬になること多し

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