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コロナ禍で健康を維持するにはどうすべきか 20・2・1

高齢者の健康管理に詳しい長野県・諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師(72)に聞いた。【聞き手・熊谷豪】毎日新聞2020年12月1日
――自粛生活が心身に与える影響は。
40歳以上で介護が必要になった人の主な原因

◆外来患者を診ていると、大きく三つのことが起きていると実感
まず、これまで介護を必要とせず自立して生活していたのに、「何かにつかまらないと立ち上がれなくなった」と訴える高齢者が出てきた。介護が必要になる一歩手前のフレイル(虚弱)の状態だ。
 二つ目は、認知機能の低下だ。人間は、社会とつながらないと認知症になりやすい。感染予防のための「ソーシャルディスタンス」(社会的距離)という名目で、社会参加が抑制されている恐れがある。重要なのは、「フィジカルディスタンス」(身体的な距離)を保ちながら社会的につながることだ。
 三つ目は、コロナうつだ。多くの場合、うつ病というほどではないが鬱々とした精神状態だ。日本の家は広くないので、自粛生活で親子や夫婦の関係がぎくしゃくしがちと言われている。ストレス解消には体を動かすのが重要だ。外を散歩し、リフレッシュすることが必要だ。
 他にも、自粛生活の運動不足による「コロナ肥満」など多様な問題が起きている。血糖値が高い状態が続けば、将来的に脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞が増える恐れがある。コロナに感染しなくても、介護が必要な状態になるのでは元も子もない。現在の食事や運動習慣などの生活状況が将来、大きな差となって表れる。
◆中年の人は、野菜の摂取を増やし適度な運動をする
働き盛りでもあるので、会社や自宅、通勤途中の道をジムだと思い、早めに歩いたり、テレビを見ながらスクワットしたりすることを心掛けてほしい。高齢者は肉などたんぱく質を積極的に摂取するのが良い。 ――コロナは健康管理を見直す機会になりますか。
◆感染防止対策を確認したうえで、医療機関で検査や人間ドックを受け、血圧や血液、筋肉量、脂肪量の変化などのデータをコロナ前と比べて今の生活を見直すきっかけにしてほしい。自分自身が健康の「管理者」になる自覚を持ち、医師ら専門家を利用する側に回るべきだ。そのため情報はあふれるほどあるのに、きちんと理解し行動に移せていない。
 かまた・みのる 東京都出身。東京医科歯科大卒。30代で諏訪中央病院の院長となり、地域住民の健康作りに力を入れる。代表作はエッセー「がんばらない」
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徘徊老人

Author:徘徊老人
88歳の徘徊老人です。
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路上公園などの観察、
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読書、眠り薬になること多し

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